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Q01 小ロットの型抜き

更新日:5月9日

「デザイナーのための印刷研究所」に寄せられた 印刷・加工に関する質問を、

シンプルにわかりやすく解説する【印刷相談窓口】。


今回は、小ロットの型抜き加工案件で予算が合わなかった 方からの質問です。

型抜き

Q.

10部だけの型抜き案件があるのですが、型を作ると予算が合いません。型代を安く抑える方法はありますか?

A.

少ない部数の案件には、型を作らずにカッティングできる「カッティングプロッタ」での型抜きがおすすめです。


解説

型抜きは、抜きたい形の型を作成し、この型を使って印刷物をくり抜いていくのですが、型を作成するにはコストがかかります。大量の部数を作成する場合に比べて、少ない部数を作成する場合にはどうしても割高になり、予算が合わないというお客様も少なくありません。


そこで、小ロットの型抜き案件にお勧めするのが「カッティングプロッタ」です。


​カッティングプロッタは、型データを機械に読み込むことでその形通りに刃が動き1枚ずつ切り抜いていくもので、型自体を作成する必要がありません。特に、少部数の場合はオンデマンド印刷と連携することで、印刷からカッティングまでを安価でかつ効率よく生産することができます。



部数・目的によって選択しよう


● 少量の抜き加工をしたい場合

 → オンデマンド印刷+カッティングプロッタがおすすめです。

型抜き

特徴:

カッター刃

型データを読み込むだけでカッティングできるので型が不要。

カッター刃のヘッドは360度回転します。

カット範囲 : 640mm×850mm迄 最大厚み  : 7mm迄 目安部数  : 1~100部程

       (サイズにより異なる) 注意事項  : 形状によりカットが難しい場合があります


ワークフロー


● 大量の抜き加工をしたい場合

  → オフセット印刷+トムソン式型抜き(ビク抜き)が主流です。

トムソン

特徴 :

一般的に良く使われる手法で、木板に溝を掘りその溝に刃(トムソン刃)を埋め込んだ型を作成します。平盤打抜き機に型を装着し、紙を1枚ずつ自動で型抜する事で、大量部数の生産性をあげる事が可能です。


※自由度は低くなりますが、封筒など単純な外枠のみの形の抜きに対してはエキセンという抜きもあります。こちらは指定寸法にセットした刃を一気に降ろすことで紙を抜く方法で、一度に300〜500枚程度の用紙を抜くことができます。


ワークフロー


小ロットのカッティング事例


型を作らずにカッティングをするので、付加価値の高い製品づくりも思いのまま。

オンデマンド印刷と連携することでプリントからカッティングまでトータルかつ効率よく生産でき、自社オリジナルの商品を小ロットで気軽に作る事なども可能になります。

また試作品の制作も気軽に出来るなど、あらゆる場面で有効活用していただけます。


カッティング


 

お気軽に付加価値の高い製品を。

型抜きに関するご質問・お悩みがありましたらお気軽にご相談ください

 

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