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vol.21 パンフレット・冊子|印刷・加工の見積もり項目と発注方法

更新日:7月22日

パンフレットの発注方法TOP


この記事では、冊子・パンフレットに関する基礎知識、具体的な製作工程(見積もり項目)をはじめ、実際に制作する際に必要な情報(発注方法)までを丸ごと解説します。


 

▼ 目次



 


● パンフレット(冊子)について


パンフレット(冊子)とは


パンフレット

パンフレットとは、一般的に2枚以上の紙を綴じることで冊子の形状にした印刷物を指します。パンフレット(小冊子)は、定期刊行物とは異なる出版物が「表紙を除いて5ページから48ページまでのもの」というのがユネスコによる定義で、49ページ以上のものに関しては「書籍」となるそうです。 ※ ユネスコ(UNESCO):https://uis.unesco.org/


綴じ加工を行わず、1枚の紙を折りだけで仕上げる【リーフレット】については、下記のページをご覧ください。


vol.22 リーフレットの見積もり項目と発注方法





パンフレット(冊子)の利点


パンフレットの利点

パンフレットはある程度のページ数を確保でき、誌面の面積が大きいので、デザインの表現やレイアウトの自由度が高く、多くの情報を複数ページに渡って体系的に表現できます。

例えば、会社、学校、病院などの施設案内や、自社製品の説明など、「内容をじっくり読んでほしい」「思い・理念を伝えたい」「情報を正しく伝えたい」という場合におすすめです。


また、パンフレットは、その形状やデザインによりブランドイメージを強く印象付けることが可能です。そのため、企業の広報活動や商品のプロモーションなどにもよく使用されます。




● パンフレット(冊子)の見積もり


見積もり項目


印刷会社に見積もり依頼をする際には、下記の情報が必要です。


  • サイズ   例:A4サイズ / B5サイズ / 235×210mm / 縦本 or 横本 etc

  • 製本仕様  例:中綴じ / 無線綴じ / あじろ綴じ / 上製本 etc

  • 総ページ数 例:表紙込み20P / 表紙4P・本文8P etc

  • 色数    例:フルカラー / 表紙のみカラー+本文モノクロ or 特色 / ○ページ〜○ページはカラー+他はモノクロ / 全てモノクロ / 全て特色 etc

  • 用紙と斤量 例:□□紙○kg(共紙)/  表紙□□紙○kg+本文□□紙○kg+扉□□紙○kg+カバー□□紙○kg etc

  • 制作部数  例:○部

  • オプション 例:ニス加工 / PP加工 / 箔押し / スジ押し / ずらし折り / 表紙フォルダタイプ / 投げ込みペラ追加 / 型抜きタイプの中綴じ冊子 etc

  • 認証    例:FSC森林認証 /ベジタブルマーク/ VOCフリーマークetc 





【解説】サイズ


一般的に、読みやすさ・使いやすさと、紙の無駄なく製品にすることを考慮すると、規格サイズ(A6〜A4 / B6〜B5程度)で制作することが多いですが、施策やデザインに合わせた変形サイズで制作することも可能です。


パンフレットの用紙サイズ

正方形でない場合、仕上がりが縦型になるか横型になるかを事前に伝える必要があります。これによって、印刷機・加工機などの選定が変更になる場合があるので、必ず事前に伝えなければなりません。





【解説】製本仕様


一般的なパンフレットのページ数なら、基本的には中綴じの冊子になります。

用紙の厚さやページ数によって、無線綴じ・あじろ綴じの対応となる場合があります。

製本方法はご提案いたしますのでご相談ください。


製本仕様

製本ついての詳細は下記の記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。


vol.13 製本について| https://www.towaprintinglab.com/post/vol13





【解説】総ページ数


何ページのパンフレットを作りたいかをお伝えください。

中綴じ冊子の場合、基本的にはの倍数のページ数で作ります。見開きページを半分に折って重ね、折った箇所を針金で留めるイメージです。


パンフレットのページ数




【解説】色数


一般的なフルカラー印刷、モノクロ印刷、表紙のみカラーでその他はモノクロなど、希望の表現・色をお伝えください。

通常のカラー印刷は 4c:4色(カラー印刷を構成する4色のインキ使用)、

通常のモノクロ印刷は1c:1色(黒インキのみを使用) です。


上記以外に、金・銀・蛍光などの特色を追加したい場合はその旨もお伝えください。デザインイメージを送っていただくと、言葉だけではなく視角的にもイメージのすり合わせができるのでお勧めします。


印刷の色数




【解説】用紙と斤量


用紙銘柄とその厚さを決めます。

コート紙・マット紙・上質紙など、ざっくりとしたイメージをお伝えいただいても構いません。仕様・デザインなどによって適した用紙をご提案いたします。

表紙のみ用紙を変えたい、などのご希望にも対応できますが、印刷工程の都合上、大幅に金額が上がる可能性がありますのでご注意ください。パンフレットに適した紙がわからない方は、一度ご相談ください。


印刷用紙と斤量




【解説】制作部数


予定している制作部数をあらかじめお伝えください。

部数によって、適した印刷方式などをご提案します。途中で部数が変更になる場合は、分かり次第速やかにお伝えください。




【解説】オプション(加工)


パンフレットの表紙にニス加工・PP加工を施したい、箔押し・スジ押しをしたい、表紙をポケットフォルダタイプにしたい、冊子全体をずらし折りにしたい、投げ込みでペラを挟みたい、型抜きタイプの中綴じ冊子を作りたい、など、さまざまな「やりたい!」にお応えします。まずはご相談ください。※仕様によってご対応できない場合があります


パンフレットの加工オプション




【解説】オプション(認証)


各種認証に準じた印刷・加工進行を行う場合、印刷物に認証マークを付けることができます。環境・健康に配慮した印刷物を制作した場合、認証マークを付けることで「持続可能な開発目標(SDGs / エスディージーズ)」の達成に貢献でき、企業イメージの向上にもつながります。


印刷物の認証




最後に。


今回は、パンフレット・冊子の制作時に必要な知識や情報をまとめました。


全てを把握して発注・手配をするのは、とても大変な作業です。制作物の大きさ、ページ数、色のイメージなどをお伝えいただければ、弊社の担当営業が並走してサポートするとともに、面倒な手配作業は一手に引き受けます。どうぞお気軽にお問い合せください。


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