この記事では、リーフレットに関する基礎知識、具体的な製作工程(見積もり項目)をはじめ、実際に制作する際に必要な情報(発注方法)までを丸ごと解説します。
▼ 目次
リーフレットとは
リーフレットの利点
● リーフレットについて
リーフレットとは
リーフレットとは、一般的に1枚の紙を折ることでさまざまな形状に加工した印刷物を指します。リーフレットは、1枚の紙を半分に折る2つ折り(4頁)、左右の両端を内側に折り込む3つ折り(6頁)など、折り目を誌面上の区切りとしてページを分け、掲載する情報を整理し、見やすくメリハリのある誌面にすることができます。
折りだけではなく、2枚以上の紙を綴じて仕上げる【パンフレット・冊子】については、下記のページをご覧ください。
vol.21 パンフレット・冊子の見積もり項目と発注方法
リーフレットの利点
リーフレットは、そのコンパクトさから、イベントや展示会などでの配布、店頭での情報提供、封筒に封入して送付するダイレクトメールなどに適しています。
また、パンフレットに比べて制作コストが抑えられるため、大量に配布する必要がある場合や、頻繁に情報を更新する必要がある場合にも適しています。
● リーフレットの見積もり
見積もり項目
印刷会社に見積もり依頼をする際には、下記の情報が必要です。
サイズ 例:仕上がり100×210 / 仕上がりA5 etc
折り加工 例:二つ折り / 巻き三つ折り / 外三つ折り / 巻き四つ折り / 外四つ折り / 両観音折り / DM折り / クロス8頁折りetc
総ページ数 例:4P / 6P / 8P / 12P 〜 etc
色数 例:フルカラー / 表面カラー+裏面モノクロ / 全モノクロ / 全特色 etc
用紙と斤量 例:□□紙○kg etc
制作部数 例:○部
オプション 例:ニス加工 / 箔押し / スジ押し / ずらし折り / 型抜き/ アセンブリ・封入作業 etc
認証 例:FSC森林認証 /ベジタブルマーク/ VOCフリーマークetc
【解説】サイズ
一般的に、読みやすさ・使いやすさと、紙の無駄なく製品にすることを考慮すると、展開サイズ(折り加工を全て開いた状態のサイズ)は規格サイズ(A4〜A5 / B5〜B4程度)で制作することが多いですが、施策やデザインに合わせた変形サイズで制作することも可能です。
サイズは、まず用途によって仕上がりサイズを決定し、そのサイズにするための折り加工と展開サイズ(断裁サイズ)を総合的に考えていきます。折り方によって情報の伝わり方も変わってくる場合があるので、十分に考慮する必要があります。
【解説】折り加工
前述の通り、折り加工は、想定している仕上がりサイズにするために紙を折ることで仕上げる加工です。
紙を半分に折る二つ折り加工・紙を3面に分け、そのうちの1面を内側に折り込む巻き三つ折り加工・紙を4面に分け両端の2面を折り込み、さらに中央で二つ折りにする両観音折り加工などは、一般的な折り加工として日常でも目にすることがあるでしょう。
折り加工についての詳細は下記の記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。
vol.11 様々な折り加工①| https://www.towaprintinglab.com/post/vol11
vol.12 様々な折り加工②| https://www.towaprintinglab.com/post/vol12
【解説】総ページ数
折り加工が決まっていれば、何ページのリーフレットになるかは自動的に決まっています。
例えば、三つ折りの場合は片面で3面(3ページ)なので、表裏で計6ページです。
※リーフレットの場合、基本的にはページ数をお伝えいただく必要はありません
【解説】色数
一般的なフルカラー印刷、モノクロ印刷、表面カラーで中面(or 裏面)モノクロなど、希望の表現・色をお伝えください。
通常のカラー印刷は 4c:4色(カラー印刷を構成する4色のインキ使用)、
通常のモノクロ印刷は1c:1色(黒インキのみを使用) です。
上記以外に、金・銀・蛍光などの特色を追加したい場合はその旨もお伝えください。デザインイメージを送っていただくと、言葉だけではなく視覚的にもイメージのすり合わせができるのでお勧めします。
【解説】用紙と斤量
用紙銘柄とその厚さを決めます。
コート紙・マット紙・上質紙など、ざっくりとしたイメージをお伝えいただいても構いません。仕様・デザインなどによって適した用紙をご提案いたします。一度ご相談ください。
【解説】制作部数
予定している制作部数をあらかじめお伝えください。
部数によって、適した印刷方式などをご提案します。途中で部数が変更になる場合は、分かり次第速やかにお伝えください。
【解説】オプション(加工)
ニス加工、箔押し加工、スジ押し加工、ずらし折り、型抜きなど、さまざまな「やりたい!」にお応えします。まずはご相談ください。※仕様によってご対応できない場合があります
【解説】オプション(認証)
各種認証に準じた印刷・加工進行を行う場合、印刷物に認証マークを付けることができます。環境・健康に配慮した印刷物を制作した場合、認証マークを付けることで「持続可能な開発目標(SDGs / エスディージーズ)」の達成に貢献でき、企業イメージの向上にもつながります。
最後に。
今回は、リーフレットの制作時に必要な知識や情報をまとめました。
全てを把握して発注・手配をするのは、とても大変な作業です。制作物の大きさ、ページ数、色のイメージなどをお伝えいただければ、弊社の担当営業が並走してサポートするとともに、面倒な手配作業は一手に引き受けます。どうぞお気軽にお問い合せください。
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